エコエコ言うんなら、レジ袋1枚をけちってスタンプ集めてよろこんでいないで、車で買い物する習慣のほうを見直そうよ、という主張です。
レジ袋一枚の質量は5g〜7g、意外に重いです。価格は(自分で買えば)1枚2.5円。10枚ももらうと60gにもなります。しかし、たかだか6g、とも言えます。
一方、近所(3km)から車で買い物に往復する場合の燃料消費は400cm3(燃費15km/L)、ガソリンの比重は0.75なので300gの燃料消費、価格は48円(120円/L)。ちょっとそこまで買い物に行くだけで、コップ2杯分の無色透明のガソリンが燃焼して二酸化炭素となり、あなたの子どもや孫たちが暮らす地球をあたためてくれます。
ちなみに自転車で行くと片道12分。ちょっとした運動ですが、400cm3のガソリンの代わりにあなたの余分な脂肪が燃焼します。
ついでに言うと、燃料は100%CO2化されますが、レジ袋は、燃やさない限りCO2には変換されません。埋めたてられるゴミとして廃棄する限り、少なくとも温暖化の原因にはなりません。むしろ、限りある石油を、車に使われるまえに全部レジ袋にしてしまえば、排出ガスを0にできるぞ、と思ったりします。
- レジ袋を作るのにもco2が出るらしいよ。 - あだっち
- たしかにそうですね。排出ガス0にはなりません。ただ、(これは推測ですが)6gの製品を作るのに6gの燃料を消費するということはないでしょうね。 - matto 上のようなコメントがあったので追記。レジ袋1枚2.5円のうちわけは不明ですが、とりあえず材料費と製造過程のコストと利益が1/3ずつぐらいだと仮定します。さらに、製造コストは主に燃料費であり、利益を得た人がそれを家庭の燃料費にすべてあてたとします。材料費(石油)を6gで0.8円とするのはいいとして、残り1.7円分は全部燃料に消費されるとすると、1.7円分の燃料はガソリン換算で11gにもなります! もっと安価な燃料を使用していると、もっと燃料の割合が大きくなります。つまり、6gの製品を作るのに6g以上の燃料が消費されているかもしれない、という結果になりました。
燃料に使うよりは、レジ袋にした方が環境へのインパクトは小さいけれど、さらにレジ袋を使うのをやめればなおよい、という結論で良いでしょうか。