雑記

赤ちゃんの寝返りの習得方法。今記録しておかないと忘れてしまいそうなのでここに書いておく。

生まれて1ヶ月ぐらいすると、寝ている状態で自分で頭を左右に回せるようになる。3ヶ月ぐらいたつと、両手をあわせること、指を吸うこと、頭をうしろにそらせること、足を持ち上げることを習得する。これらを組み合わせると、足を持ち上げてから両手をあわせつつ首を後ろにそらせることで、横寝状態になれる。4ヶ月ぐらいで、下半身にさらにひねりをくわえ、うつぶせに移行する。現在5ヶ月の時点で、うつぶせができ、腕を突っ張って胸を持ち上げることはできるが、うつぶせからもとに戻る方法がわからないので、首が疲れてきて泣き出してしまう。

これを見ていると、うつぶせになる方法は、いろんな体の動作の組み合わせでプログラムされていて、個々の動作も、本能として具体的に遺伝子に書き込まれているわけではなく、ごく簡単な情報がヒントの形でimplicitに遺伝子に書き込まれているのではないかと思う。例えば、寝返りに不可欠な、両手をあわせる動作を覚えるきっかけは、両手の指を口に持っていくことにあるようだが、それは指を吸うという動作が、乳首を吸う動作とよく似ているせいだろうと思われる。本能に書き込まれているのは、乳首のようなものを吸いたいという衝動だけであろう。指のサイズを乳首のサイズと同等になるような形質があらかじめ遺伝子にプログラムされており、指が乳首の代用品になって手を口に持っていく動作を誘発し、さらに両手をあわせる喜びを誘発し、・・・という連鎖がどんどん次の高度な動作の布石になっているのだろう。(こういう布石のことを、専門用語でなんと言うのだろう。アフォーダンス?)

この推論を確かめるには、連鎖の一ステップを抑止した時に、後のステップに遅れが出るかどうかを見ればよいのだが・・・我が子ではやりたくないなあ。


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