雑記

教育再生実行会議の提言に対する私案

ボーダー付近の受験生の合否は、その年の問題の内容で大きく左右される。その不公平を解消し、採点者の手間を減らし、なおかつ凶育再生実行会議の目指す「1点きざみでない入試」を実現するために、次の方法を提案する。

  1. 事前に何人かの受験生をサンプルしで模擬試験を行い、出題内容によってどの程度成績が変化するか(つまり入試点数の精度)を調べる。この時、採点者の採点精度も求めておく。
  2. 入試の採点に際しては、筆記試験の成績に、精度と同量程度の乱数を加算する。これにより、ボーダー付近の合否はより確率的になるが、合格者の平均的な成績は変化しない。
  3. 採点ミスも乱数により希釈されるので、採点の多重チェックを廃止する。これにより莫大な手間が省ける。 ボーダー付近の受験生は一点の差で合否が左右されてかわいそうだというなら、自分がボーダー付近にならないような、身の丈にあった大学を受験しなさい、と助言しましょう。実際のところ、大部分の学生はボーダーラインよりもかなり上の点をとって合格しているのですから。

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