MYT2021

Matsumoto, M., Yagasaki, T. & Tanaka, H. Formation of hot ice caused by carbon nanobrushes. II. Dependency on the radius of nanotubes. J. Chem. Phys. 154, 094502 (2021)

以前の論文YYMT2019にひきつづき、カーボンナノブラシ内に浸透した氷の構造を検討しました。前論文では、ナノチューブの間隔を変えると氷の安定性がどう変化するかを調べ、水がちょうど2層入る幅で最も安定になることがわかっています。

この論文では、すきまの幅は水分子2層分に固定した上で、ナノチューブの直径を変えた場合にどんな結晶が生じるかを調べ、体系化しました。ナノチューブに接する水の作る蜂の巣構造の向きによって、大きく2種類の構造グループがあることがわかりました。

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