水の物性
- 融点0℃
- 気圧が高くなると融点はわずかに下がる
- 沸点100℃
- 気圧が低くなると沸点は下がる
- ものをよく溶かす
- 極性分子(アルコール)、電解質(塩)
- 無色透明(赤い光を吸収し、やや青みがある)
- 分子量18(低分子)
- 比熱1.0cal/K g (SiO2 ~0.2)
- pH=7
- 地球上に最も大量に存在する液体
- 「この地球という岩からなる球体の70%以上は水に覆われているので、宇宙から観察すると、大きな水滴のように見えるだろう。」(ラザフォード・プラット、「水=生命をはぐくむもの」、紀伊国屋書店)
- 地表で3相(固体、液体、気体)が共存する
- 太陽系の外惑星には膨大な量の水が、多くは氷の形で存在する。
- 生命を構成する物質、動物の体重の半分以上は水
- 水は栄養分、老廃物の担体、生命反応の媒質、温度調節機構、体の構築材料
- 生物は水の特異な物性を積極的に利用している。
- 大気の調節機構
- 水の熱容量の大きさ、沸点の高さ、低密度な氷など→水の特異な物性
- 単位、尺度
- かつて、多くの単位が水の物性を基準として決められた。
- 質量単位は、10cm立方の水の質量を1kgとする。
- 温度単位は、水の融点を0度とし、沸点を100度とする。
- 熱量単位: 水1ccを1度温度あげるのに必要な熱量を1calとする。
!!参考文献
- http://www.ise.chuo-u.ac.jp/TISE/kyouyou/2fukaiy1995110/
- 荒川泓、水・水溶液の構造と物性、北海道大学図書刊行会
(2004年10月26日)
(2018年10月加筆)